愛されているか、確かめたくなるとき
「私のこと、ほんとに大事なのかな?」
そんなふうに思うと、相手に直接聞くかわりに、行動で答え合わせをしたくなることがあります。
連絡はどちらからすることが多いか。
忙しくても会う時間をつくってくれるか。
言わなくても、欲しいものに気づいてくれるか。
ひとつひとつは小さなことなのに、いつの間にか「愛されている・愛されていない」を決める採点表になっていたりします。
愛情を計る「特別な日の演出」
誕生日や記念日は、愛情を計りやすい日です。
ケーキはあるかな。
食事を予約してくれているかな。
プレゼントは何かな。
期待しているぶん、相手が忘れていたり、思っていたほど特別なことがなかったりすると、
「私より、ほかのことのほうが大事なんだ」
と感じてしまう。
でも、ほかの日に受け取っていたものまで、その一日で全部ゼロにしてしまうのは、ちょっともったいない。
何気なくお茶を入れてくれたこと。
帰りが遅い日に、気にして連絡をくれたこと。
しんどそうなとき、そっとしておいてくれたこと。
派手ではないので見落としやすいけれど、それも相手なりの愛かもしれません。
愛されるために、自分を修正していない?
愛を確かめる方法は、相手を試すことだけではありません。
嫌われないように、言いたいことを引っ込める。
失敗しないように、いつも相手に合わせる。
「これをしたら好かれるかな」と、言動を少しずつ修正する。
そうやって愛される努力を続けていると、今度は「本当の私を出したら愛されない」という前提が強くなっていきます。
愛されたくて頑張っているのに、頑張るほど不安が増える。
なんとも効率の悪い脚本です(笑)
「ない愛」を探すと、今ある愛が見えにくくなる
人生劇場では、自分の中にある前提に合わせて、目に入る場面が変わっていきます。
「私は愛されていない」が前提にあると、相手がしてくれなかったことはよく見えるのに、してくれたことは小さく扱ってしまいます。
欲しい愛の形があることは、悪くありません。
ただ、「この形でなければ愛ではない」と決めると、目の前にある愛をスルーしやすくなるのです。
脚本から一歩外れるためにできること
期待を悪者にしない
「期待しないようにしよう」と無理に抑えなくて大丈夫です。
まずは、
「私は、こうしてもらえたら愛されていると感じるんだな」
と、自分の採点基準に気づくこと。
なるほど、私はそこを大事にしていたのか。
まずはそれくらいで十分です。
「察して」ではなく、望みを伝える
お祝いしてほしいなら、お祝いしてほしい。
一緒に過ごしたいなら、一緒に過ごしたい。
言ってしまうと価値がなくなる気がするかもしれませんが、相手はエスパーではありません(笑)
気づいてくれるかどうかで愛を試すより、自分の望みを伝えたほうが、二人の間には話し合える余白ができます。
日常にある愛も数え直す
望みを伝えるのと同時に、すでに受け取っているものも見てみてください。
期待どおりではなかった愛。
小さすぎて数えていなかった愛。
相手なりの、不器用な愛。
「愛されていない」と決める前に、舞台のすみまで見渡してみる。
そうすると、同じ相手、同じ日常でも、今までとは少し違う物語が見えてくるかもしれません。
次は、どの人生劇場をのぞいてみますか?
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