好きな仕事でも、普通に疲れる

カウンセリング、ヘッドセラピー、カードリーディング。

どれも私にとって、あまり頑張らなくてもできる仕事でした。

仕事の前に、夏休み明けの小学生のような顔で「行きたくない……」と、どんよりすることもありません。

始まれば楽しいし、お客様と話すのも好きです。

そんな話をすると、聞かれることがあります。

「好きなことなら、たくさんやっても疲れませんか?」

・・・いえ、普通に疲れます(笑)

目次

楽しいことでも、エネルギーは使う

旅行に出かけた日は楽しいけれど、家に帰るとぐったりすることがあります。

景色も食事も会話も楽しんだ。行かなければよかったとは思っていない。それでも、体は疲れています。

好きな仕事も、それと同じです。

講座やセッションで一日中話した翌日は、何もしたくなくなることがあります。

楽しかった。

またやりたい。

でも、疲れた。

この三つは、同時にあっていいのです。

「疲れた」を「向いていない」にしない

好きな仕事で疲れると、心の中で妙な裁判が始まることがあります。

本当に好きなら、もっとできるはず。

疲れるのは、向いていない証拠ではないか。

好きなことを仕事にしたのに、こんなはずではなかった。

けれど、疲れは「エネルギーを使いました」という体からの報告です。

仕事の適性を判定する通知表ではありません。

人生劇場で見るなら、「好きなことなら、いくらでも頑張れるはず」という脚本が、疲れた自分を舞台袖から急かしているのかもしれません。

またやりたいと思えるか

私が見ているのは、疲れないかどうかではありません。

休んだあとに、またやりたいと思えるかどうかです。

旅行から帰ってぐったりしていても、しばらくすると「またどこかへ行きたいな」と思う。

仕事も、そんなふうに戻っていけるなら、疲れたことだけを理由に嫌いだと決めなくていいと思うのです。

必要なのは、疲れない人になることではなく、使ったエネルギーを戻せる働き方をつくること。

一日に入れる予定の数を減らす。

人に会った翌日は、何もしない時間を取る。

自分の集中できる時間に合わせる。

周りと同じ量をこなすことより、自分がまた舞台に立ちたくなるペースを守る。

好きな仕事を長く続けるには、案外そこが大切なのだと思います。


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