高価な物を買っても自信が続かないとき、次に買うもの

会社員の頃、給料が貯まると高価な時計やバッグを買っていました。

高いものは若いうちに買ったほうが、長く使えて得だと思っていたのです。

なかなか堅実な計算です(笑)

一万円の時計で高級店へ入るのは緊張する。

でも、よく知られたブランドの時計をつけていると、ほかの高級店やホテルにも堂々と入れる気がしました。

身につけている物が、自分の価値を少し持ち上げてくれる。

買い物には、そんな働きもあります。

物から借りた自信は、店を出ても残るのか

欲しかった物を買えば、もちろん嬉しい。

似合う服や時計に背中を押してもらえる日もあります。

ただ、一通り買って満足したあとも、心の中はすっきりしませんでした。

店には堂々と入れても、「私は大丈夫」という感覚は長く続かなかったのです。

物が悪いわけではありません。

物に、自分の価値を証明する役まで頼んでいたのだと思います。

自分の中に置いておけるものへ払う

その後、タロットやヒーリング、カウンセリングを学ぶようになりました。

形のないものへ大きなお金を払うこともあります。

何も持って帰れないように見えるのに、学んだことは自分の中へ残ります。

困ったときに使える考え方。

気持ちを立て直す方法。

誰かの話を聞く技術。

私はそれを、心のクローゼットにしまっていくように感じました。

何かが起きても、この中に使えるものがある。

その感覚が、外から借りるのとは違う自信になりました。

何を買うかより、何を補おうとしているか

形ある物より、学びのほうが価値が高い、と決める必要はありません。

物を買って満たされる人もいます。

欲しい物を我慢し続けるより、実際に手にしてみて初めてわかることもあります。

ただ、買っても買っても満たされないなら、一度立ち止まってみる。

私は今、何を補おうとしているのだろう。

きれいに見られたいのか。

堂々としたいのか。

何が起きても大丈夫だと思いたいのか。

目的が見えると、お金の行き先は変わります。

次に買うものは、棚に置く物ではなく、自分の中に置いておける何かでもいい。

値札ではなく、使ったあとにどんな自分が残るかで選ぶお金もあります。


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