心理の講座で、自分の中にある「禁止」を解くワークをしました。
休んではいけない。
人に迷惑をかけてはいけない。
失敗してはいけない。
私たちは、誰かに言われたルールだけでなく、自分で作ったルールもたくさん持っています。
受講生同士で、その禁止を解く言葉を伝え合います。
「休んでもいいよ」
「うまくできなくてもいいよ」
「人に頼ってもいいよ」
最初は、なんとも照れくさいのです。
素直に受け取るより先に、笑ってごまかしたくなりました。
照れくさいのは、慣れていないから
何度か言ってもらううちに、少しずつ嬉しくなってきました。
ああ、受け入れてもらえるって、こんなにあたたかいのか。
「ダメじゃない」
「これでもいい」
たったそれだけで、ずっと力を入れていたところが緩みます。
最初に照れたのは、そんな言葉を聞き慣れていなかったからでしょう。
そして私は、自分にもほとんど言ってきませんでした。
自分を動かす言葉が、ずっと注意と命令だった
もっとこうしないと。
そんなことではダメ。
まだ頑張れるでしょう。
自分を動かすために使ってきた言葉が、注意と命令ばかりだったのです。
厳しくしなければ怠けると思っている人は多いものです。
けれど、ここまで来た人は、もう十分に自分のお尻を叩いています。
少しくらい優しくしたところで、急に何もしない人にはなりません。
むしろ、叩かれ続けて疲れた自分が、ようやく次の一歩を考えられるようになります。
許可は、大きな決断でなくていい
自分がダメだと思っていることを一つだけ選びます。
今日は休んでもいい。
すぐに返事をしなくてもいい。
わからないと言ってもいい。
声に出してみると、心が反論することがあります。
そんなのではダメだ、と。
その声を消そうとせず、もう一度だけ「してもいい」と言ってみる。
心や体がどう変わるか、少し待ってみる。
自分に優しくするとは、何でも許して立派に甘やかすことではありません。
いつも厳しい監督役だった自分が、たまには客席へ降りて、同じ舞台を見守ることなのだと思います。
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