動けない日は、頭の中の配役を交代してみる

お皿を洗えば、台所が片づく。

洗わないままだと、目に入るたびに気になる。

わかっているのに、どうしても動きたくない日があります。

「やればいいだけなのに」

と思えば思うほど、体はソファに沈んでいきます。

そんなとき、自分を一人だけだと思わず、頭の中の配役を交代させてみてはどうでしょう。

感情たっぷりの私には、いったん休んでもらう

しんどい。
面倒くさい。
今日は何もしたくない。

そう感じている自分を、無理に説得しようとすると時間がかかります。

「でも洗わないと」

「こんなこともできないの」

と脳内会議が始まり、皿は一枚も減りません。

まずは、動きたくない自分に「そうだよね」と言って、いったん操縦席を降りてもらいます。

追い出すのではなく、休憩です。

淡々と動く役を登場させる

次に、感情より行動を担当する役を登場させます。

「わかった。ここは私がやる」

そう言って、袖をまくる人物を頭の中に置いてみる。

これは大げさな人格づくりではありません。

自分の中にある、論理的に判断する力、手を動かす力へ、わかりやすい役を与えるだけです。

人生劇場なのだから、脳内にも代役がいていいのです。

今の気分が変わるのを待たずに、水を出す。
一枚だけ洗う。
終わったら元の役へ戻る。

感情を大切にすることと、感情にすべての行動を決めてもらうことは違います。

いつも同じ自分で動かなくていい

自分の気持ちをよく見る時間は大切です。

でも、「今日は理由を掘らずに、先に済ませたほうが楽」という場面もあります。

気持ちを感じる役。
楽しむ役。
淡々と片づける役。
困ったときに助けを求める役。

自分の中には、いろいろな登場人物がいます。

一人の役だけで、すべての場面を乗り切ろうとしなくていい。

動けない日は、「今の場面は、誰に任せる?」と聞いてみる。

その問いだけで、止まっていた舞台が少し動き出します。


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