SNSを見ていると、
「この人は、自分の姿が相手から見えていないから、何を言っても平気だと思っているのかな」
と感じることがあります。
名前も顔も出していない。
相手と直接会うこともない。
書き込んだあと、その場を閉じれば終わり。
画面の前にいると、自分が透明人間になったような感覚になります。
でも、言葉を受け取る側には、ちゃんと人がいます。
SNSは、一対一の会話ではない
誰かの投稿へ書いた一言は、その人だけが読むとは限りません。
たとえば、大きな会場でステージにいる人へ向かって、マイクを持って言葉を投げるようなものです。
本人だけでなく、その人を好きな人も読む。
たまたま通りかかった人も読む。
似た経験をした人も読む。
短い一文でも、思っているより広い場所へ届いています。
オンラインで仕事をしていると、投稿もコメントも「発信」です。
自分では独り言のつもりでも、受け手がいる時点で、もう独り言ではありません。
強い言葉を出したくなったら、送信前に一度止まる
腹が立つことはあります。
「それは違うだろう」と言いたいこともあるし、嫌いなものを嫌いだと思うこともあります。
感情を持つことと、そのまま相手へ投げることは別です。
送信する前に、
「私は、なぜこれを書きたいのだろう」
と一度だけ見てみる。
相手へ意見を伝えたいのか。
自分の正しさを証明したいのか。
今日たまっている別の怒りを、ここで出そうとしているのか。
目的がわかると、書き方を変えられることがあります。
画面の向こうを、人に戻す
SNSで言葉が強くなるとき、相手が「アカウント」という役に見えていることがあります。
でも、そのアカウントの向こうには、食事をして、仕事をして、落ち込んだり笑ったりする人がいます。
こちら側も同じです。
匿名でも、言葉を出しているのは自分です。
仕事で発信するなら、きれいなことだけを書く必要はありません。違和感も反対意見も書いていい。
ただ、画面の向こうを「人」に戻してから書く。
それだけで、同じ内容でも届き方は変わります。
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