悩みが減ったら、人生が退屈になった

特に困っていることはない。

仕事も暮らしも、だいたい平和です。

以前のように、誰かの言葉を何日も引きずることも減りました。

それなのに、なんとなく物足りない。

何かおもしろいこと、起きないかなと思う。

せっかく悩みが減ったのに、今度は退屈がやってきます。

心というものは、なかなか注文が多い(笑)

平和は、思っていたより暇だった

以前、幻想的な小説を書く作家のインタビューを読みました。

なぜ現実にはない物語を書くのか。

その理由として語られていたのが、「現実に退屈しているから」という言葉でした。

なるほど、と思いました。

小説を読んだり、ドラマをたくさん見たり、人の話を聞いたりするのは、自分とは違う人生をのぞくためでもあります。

問題が多いときは、平和になりたいと思います。

ところが本当に平和になると、毎日の展開が少ない。

平和は安心ですが、刺激までは用意してくれません。

退屈すると、問題を探し始めることがある

刺激が足りないと、わざわざ心配事を探すことがあります。

うまくいっている関係に、不安になる材料を見つける。

順調な仕事に、「このままでいいのか」と疑いを入れる。

何も起きていないのに、頭の中で事件を作る。

悩みがあれば、心も体も忙しくなります。

つまり、退屈はしません。

いつもの脚本が再演されるのは、苦しい物語が好きだからではなく、何かが動いている感じが欲しいから、ということもあります。

問題ではなく、小さな冒険を足す

平和を壊さずに、刺激を入れることはできます。

行ったことのない場所へ出かける。

普段なら選ばない本を読む。

気になっていたことを一度体験する。

人に会って、知らない話を聞く。

人生を大きく変える必要はありません。

いつもの舞台に、小道具を一つ増やすくらいでいい。

「何か起きないかな」と待つより、自分の体と心を少し動かしてみる。

退屈は、人生がうまくいっていないサインとは限りません。

問題で埋めなくてよくなった場所に、次は自分でおもしろさを入れられるという知らせです。


次は、どの人生劇場をのぞいてみますか?

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