HSPという言葉は、アメリカの心理学者エレイン・アーロンによって提唱された概念で、1990年代に初めて使用されました。
私がメンタルの勉強を始めたのが2016年で、そこから数年は生きづらさを感じている人からアダルトチルドレン、ADHDという言葉をよく聞くようになりました。
そのどちらにも当てはまらないけど、いろいろ感じちゃってしんどい・・・と悩みを持ち続けていた人たちがHSPというカテゴリーにどばっと流れ込んできたという勝手な感覚があります。
HSP(Highly Sensitive Person)めっちゃ繊細な人
だれしも傷つく部分や、繊細な部分ってあると思うんです。
HSPは5人に1人くらいの割合でいると言われています。
「感じるヒダ」が他の4人よりたくさんあるっていう特性です。
他の4人には感じない刺激も、HSPのヒダはキャッチしちゃう。
そして一人傷ついたり、落ち込んだりするのです。
キャッチするヒダが多いということは、他の人が感じていない感情の揺れも敏感に察知します。
「よく気がきくな〜」といわれる人も多いのではないのでしょうか。
あの人は今お腹が空いてそうだ、あの人は早く帰りたそうだ・・・周りにいる人の思ってることが情報としてたくさん入ってきます。
人が多くなればなるほど、情報量が増えるので処理するエネルギーも増える。
そして疲れる・・・。
人のことばっかり考えて、もう疲れちゃったよ。
私だってしんどいよ。だれかに気づいてほしいよ。
これがHSPさんの生きづらさに繋がってる。
でもね、HSPさんの「感じるヒダ」は美しいもの、素敵なものも人一倍キャッチできるのです。
人にベクトルが向いて、エネルギーが枯渇しちゃう。
だからこそ、自分にベクトルを向けて、あなたの感じる美しいものに心を動かしてみてほしいのです。