使わなかった買い物は、本当に全部「無駄」なのか

欲しいけれど、買っても使わないかもしれない。

使わなかったら、もったいない。

そう考えて、買うのをやめることがあります。

慎重に考えるのは悪いことではありません。

ただ、一度も失敗しない買い物をしようとすると、欲しい物を選ぶたびに正解を当てなければいけなくなります。

通販好きの家に増えていくもの

家で通販番組を見ていたとき、母が高圧洗浄機を見ながら言いました。

「買っても使わなかったら、もったいないな〜」

母以外の家族は、わりと通販好きです。

高圧洗浄機も、すでに家にありました(笑)

ほかにも、焼き芋専用鍋、お風呂掃除の電動ブラシ、自動窓拭き掃除機。

便利そう、おもしろそうと思うと、つい試したくなります。

もちろん、たいして使わなかった物もあります。

通販側から見れば、なかなかありがたいお客です。

買う前にはわからないことがある

簡単そうに見えたけれど、使う準備が面倒だった。

おしゃれだけれど、持ってみると重かった。

評判はいいけれど、自分の暮らしには合わなかった。

こういうことは、実際に使ってみないとわかりません。

商品だけを見れば、使わなかった買い物は損です。

けれど、「私は準備が多い道具を使わなくなる」「重い物は手に取らなくなる」と知ったことまで含めると、何も残らなかったわけではありません。

次に選ぶときの基準が、一つ増えています。

商品と一緒に、経験も買っている

買い物で受け取るのは、物だけではありません。

使いやすかった。

思ったより面倒だった。

この値段を払うと、自分はこんなに緊張する。

買ったあとは、案外普通だった。

そこまでが、その買い物から受け取った経験です。

だからといって、何でも買えばいいわけではありません。

家計を苦しくするほど使う必要もない。

ただ、合わなかった物を見て「また無駄にした」と自分を責め続けるより、何が合わなかったかを一つ回収する。

それで経験代になります。

失敗した買い物をゼロ円の価値にするか、次の選択へ使うか。

最後に決めるのは、買ったあとの自分です。


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