何人かと会ってみたけれど、好きになれない。
話しやすいし、悪い人でもない。
条件だけを見れば、十分いい人です。
それなのに、心が動かない。
こんなことが続くと、「私はもう、人を好きになれないのでは」と思うことがあります。
好きになるにも、特別な才能が必要になったような気分です。
好きになる力がなくなったわけではない
以前、私も「もう誰かを好きになることはないのかな」と思っていました。
ところが、何気なく画面を見ていたとき、好みの顔の人が目に入りました。
その瞬間、思わず「好き」と反応していたのです。
会ったことも、話したこともない人です。
それでも心は、ものすごく普通に動きました。
あれ。好きになるの、できるやん。
急に話が簡単になりました(笑)
好きになる力がなくなったのではありません。
ただ、好きになる人に出会っていなかっただけです。
条件を確認することと、心が動くことは別
年齢を重ねると、相手を見る目も細かくなります。
生活のペースは合うか。
お金の感覚はどうか。
一緒にいて疲れないか。
大切なことではありますが、確認項目が増えすぎると、心が動く前に審査が始まります。
「特に問題はない。でも好きではない」
反対に、条件を何も知らないのに、一瞬で気になることもある。
人を好きになる気持ちは、条件表の合計点だけでは出てきません。
恋愛にも、少し慣らし運転がいる
好きな人が現れるまで、何もしないで待つこともできます。
ただ、人と会うことから長く離れていると、いざ気になる人が現れたときにも体が止まります。
連絡を取る。
二人で話す。
自分のことを少し見せる。
そういう小さなやりとりにも、慣らし運転があります。
そこで好きな人ができなくても構いません。
誰かと話して、自分は何が心地よくて、何に疲れるのかを知る。
それも次の出会いに向けた準備です。
「もう好きになれない」と決めると、出会いに行かない理由は完成します。
けれど、心は案外あっさり動きます。
必要なのは、好きになる努力より、心が動くものに出会える場所へ自分を連れていくことです。
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