親のせいにしていい時期と、自分の人生を選び直す時期

「親のせいにしてはいけない」

そう思っている人ほど、親の話をするときに自分を責めます。

育ててもらった。
親も大変だった。
もっとつらい家庭もある。

頭ではいくらでも説明できます。

それでも、言われた言葉が残っている。
選ばせてもらえなかった悔しさが消えない。
今でも親の顔色を見てしまう。

その痛みまで「親のせいにする自分が悪い」で片づけると、子どもの頃の自分はもう一度置き去りになります。

子どもの頃は、親の価値観が世界になる

子どもは、自分で環境を選べません。

親が正しいと言うこと。
親が恥ずかしいと言うこと。
親が危ないと言うこと。

それが、そのまま世界のルールになります。

やりたいことより、怒られないことを選ぶ。
自分の感覚より、家の中の正解を信じる。

その中で苦しかったなら、「親の影響を受けた」と認めていいのです。

親を悪人に決めるためではありません。
自分の痛みが、どこから始まったのかを確認するためです。

先に責任を引き受けると、苦しさが見えなくなる

大人になったのだから、もう自分の責任。
いつまでも過去を気にするのは未熟。

そう急いで結論を出すと、傷ついた気持ちを感じる前に、自分が悪かったことにしてしまいます。

親の事情を理解するのは、そのあとでも遅くありません。

まずは、

「あのときは嫌だった」
「本当は選びたかった」
「怖くて言えなかった」

と、自分の側から起きたことを見る。

親を責め続けるためではなく、子どもの自分へ事実を返す作業です。

大人になったら、配役表を書き直せる

子どもの頃の舞台では、親が演出家でした。

でも今は、自分で選べることが増えています。

どこに住むか。
誰と付き合うか。
どんな仕事をするか。
親とどのくらいの距離を取るか。

昔できなかった選択を、今の自分が少しずつやり直せます。

「親のせいでこうなった」と認める時期があっていい。
そのうえで、「では今の私は、どうしたい?」へ進む。

順番を飛ばさなければ、親の影響を認めることと、自分の人生を引き受けることは両立します。

過去の脚本は、なかったことにしなくていい。

ただ、これからの場面まで同じ人に書いてもらわなくていいのです。


次は、どの人生劇場をのぞいてみますか?

人生劇場には、恋愛・仕事・家族・お金・自分との関係など、
さまざまな「いつものパターン」があります。

気になる人生劇場があれば、こちらものぞいてみてください。

▶ 人生劇場とは

▶ 人生劇場セッション

📩 人生劇場レター

ブログでは書ききれないことや、
日常の「なんでまた?」を人生劇場の視点から読み解くヒントをお届けしています。

読んだあとに、
「なんや、そういうことか(笑)」
と肩の力が少し抜けるようなレターです。

よかったら、こちらにも遊びにきてください。

この脚本、思い当たる人はいませんか?