職場に、どうしても苦手な人がいる。
言い方がきつい。
人によって態度を変える。
余計なひと言を、わざわざ足してくる。
勤務中に顔を見るだけでも疲れるのに、家へ帰ってからも言われたことを思い出します。
お風呂に入っていても、頭の中では昼間の会話を再放送。
こちらが勝つまで脳内で言い返したところで、本人には一切届いていません。
疲れるのは、自分だけです。
相手がいない時間まで、出演してもらわなくていい
嫌な人がいると、その人を職場から消したくなります。
異動してほしい。
反省してほしい。
自分の間違いに気づいてほしい。
実際に距離を取ったほうがいい相手もいます。ハラスメントなら、相談や記録など現実的な対応も必要です。
ただ、相手が目の前にいない時間まで、その人へ舞台を貸し続ける必要はありません。
頭の中に何度も登場させていると、勤務時間は終わっているのに、心だけ残業しています。
しかも、残業代は出ません(笑)
スルーするとは、我慢して笑うことではない
スルーすると聞くと、嫌なことを我慢して、何も感じないふりをするように思えます。
でも、目指すのは無理に好きになることでも、相手を正しいと思うことでもありません。
「この人は、こういう言い方をする人なんだな」
そう認識して、必要な用件だけ受け取る。
棘のついた言い方まで、家へ持ち帰らない。
へんてこりんな人は、へんてこりんなままでもいいのです。
こちらの反応が小さくなれば、その人が自分の一日を占める面積も減ります。
「思い出さない時間」が増えればいい
人間関係が楽になったかどうかを、相手への好感度で測らなくていい。
前は帰宅後に三時間考えていた。
今は夕飯を食べる頃には忘れている。
前は休日まで引きずっていた。
今は翌朝、顔を見るまで思い出さない。
それだけでも、十分な変化です。
嫌いな人が「好きな人」に変わらなくても、「どうでもいい人」へ近づけば、自分の時間が戻ってきます。
仕事の舞台には、価値観の合わない人も登場します。
その人を変える脚本ばかり書かず、自分の中で出番を減らしていく。
今日また嫌なことを言われたら、まず一度だけ、体に残った反応を見てみる。
そして勤務が終わったら、相手にも舞台袖へ帰ってもらう。
自分の人生劇場の主役席を、嫌な人へ一日中渡さなくていいのです。
次は、どの人生劇場をのぞいてみますか?
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