新しい職場に馴染めないとき、無理に仲良くならなくていい

以前、新しい職場の人間関係について相談をいただいたことがあります。

自分は内向的で、雑談が苦手。

一方、同じ時期に入った人は明るく、先輩たちにも可愛がられている。

その人と比べるたびに、自分はコミュニケーションが下手だと落ち込む。

気軽に話せる人もいなくて、毎日がとにかくきつい。

新しい職場に入ったばかりの頃は、仕事を覚えるだけでも精いっぱいです。

そこへ「早く馴染まなければ」「同僚と仲良くしなければ」「感じのいい人にならなければ」が団体で押しかけてきます。

そりゃ、疲れます。

目次

悩みは、一つに見えて何人も連れてくる

職場に馴染めない。

そう思っているとき、悩みの中にはいろいろなものが混ざっています。

仕事を覚えられるかという不安。

人に嫌われないかという不安。

同期と比べてしまう自己嫌悪。

好きなことをする余裕がない不満。

全部を一度に考えると、「もう何もかもうまくいっていない」という大きな塊になります。

けれど、今日困っていることはなんなんだろう?と分けてみると、手をつけられる大きさに戻ります。

今日は仕事の手順がわからないのか。

誰かの態度が気になるのか。

ただ、新しい環境で緊張して疲れているのか。

舞台に出演者を全員並べる前に、今日の場面にいる人だけを見てみる。

それだけでも、少し息がしやすくなります。

職場の理想の脚本を持っていないか

職場とは、どんな場所でしょう。

同僚と楽しくランチをする。

休憩時間にはみんなでお菓子を食べる。

仕事帰りに遊びに行く。

何でも相談できる仲間がいる。

そんな職場も素敵です。

でも、それがないと「馴染めていない」ことになるのでしょうか。

私は転職を何度もしましたが、人見知りでしたし、おじさんばかりで「女子がいない」と思った職場もありました(笑)

それでも少しずつ、自分なりの職場での付き合い方がわかってきました。

友達や親友を作りに行っているわけではない。

まずは普通に仕事ができれば、それでいい。

そう思えると、人間関係への気合が少し抜けます。

人間関係は、あとからできてくる

新しい環境は、最初がいちばん疲れます。

仕事のやり方も、人の機嫌も、どこまで話していいのかもわかりません。

けれど、毎日同じ場所へ行っているうちに、「この人にはこう聞けばいい」「休憩中は一人でも平気」「この話なら少しできる」が見えてきます。

人間関係は、初日に完成させるものではありません。

相手が少し気持ちよく、自分も少し気持ちよく働ける。

まずは、そのくらいで十分です。

明るく愛される同期の役を、無理に取りに行かなくてもいい。

静かに仕事を覚える人にも、その人の役があります。

新しい職場で「まだ馴染めていない」と感じたら、馴染めていないのではなく、まだ物語が始まったばかりなんだな、と思ってみてはどうでしょうか。


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